iMacrosで特定URLを抽出・自動アクセスする方法
2010.07.10
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今回も iMacros関連の記事です。
ブラウズ中のページから、特定の条件にマッチする文字列を抽出して、変数に入れてなんらかの処理をする方法を解説します。
iMacros でクリップボードの内容を変数に入れて処理を行なう方法の続きということで、例として「Googleで検索した後、検索結果から特定のドメイン(仮に d.hatena.ne.jp とします)のページにアクセスする」という処理を書いてみます。
※この条件ならGoogle で「site:」で検索すればいいだけなんですけど、サンプルということでw
TAB T=1
URL GOTO=http://www.google.co.jp/
SET !VAR1 {{!CLIPBOARD}}
TAG POS=1 TYPE=INPUT:TEXT FORM=NAME:f ATTR=ID:q CONTENT={{!VAR1}}
TAG POS=1 TYPE=INPUT:SUBMIT FORM=ID:sfrm ATTR=ID:btnG
TAG POS=1 TYPE=A ATTR=HREF:http://d.hatena.ne.jp/* EXTRACT=HREF
SET !VAR2 {{!EXTRACT}}
URL GOTO={{!VAR2}}
SET !EXTRACT NULL
1~5行目はiMacros でクリップボードの内容を変数に入れて処理を行なう方法と全く同じなので割愛します。
クリップボードの中身をキーワードにしてGoogleで検索を行なう処理部分です。
というわけで6行目。
TAG POS=1 TYPE=A ATTR=HREF:http://d.hatena.ne.jp/* EXTRACT=HREF
これは、「ページ内で一番最初に見つかった href属性が http://d.hatena.ne.jp/ ではじまる a要素の、href属性の中身を抽出するよ」という処理です。
ややこしいですが、要するに検索結果の中から一番はじめに出てくる http://d.hatena.ne.jp/ で始まるURLを抽出しているわけです。
7行目。
SET !VAR2 {{!EXTRACT}}
ここで、抽出した文字列を「VAR2」という変数にセットしています。
8行目。
URL GOTO={{!VAR2}}
これは簡単ですね。
変数「VAR2」に入っているURLにアクセスしています。
9行目。
SET !EXTRACT NULL
抽出した文字列をいったんリセットして空にしています。
なお、
TAG POS=2 TYPE=A ATTR=HREF:http://d.hatena.ne.jp/* EXTRACT=HREF
とすれば、二番目にマッチした文字列を抽出してくれます。
なので、
TAG POS=3 ~~
TAG POS=4 ~~
TAG POS=5 ~~
と処理していくことによって、何件も一気に処理を行なうことが可能です。
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