さくらのレンタルサーバーで PHP を .html 等の拡張子で実行させる方法

2009年9月20日 16:07 さくらのレンタルサーバーで PHP を .html 等の拡張子で実行させる方法

先日.htaccess で .html 等の拡張子で PHP を実行させる方法という記事を書きましたが、さくらのレンタルサーバーでは、PHP が CGI として動いているため、上記記事の設定では、.html 等の拡張子で PHP を実行することができません。

なので、今回はさくらのレンタルサーバーに絞った、設定方法の解説です。

php-cgi をドキュメントルートにコピーする

SSH でサーバーにログインし、php-cgi というバイナリファイルを、自分のドキュメントルートにコピーします。

cp /usr/local/php/default/bin/php-cgi ~/www/php.cgi

コピーする際に、ファイル名を php.cgi のように拡張子を .cgi にしておくのがポイント。

ついでに、コピーした php.cgi のパーミッションも変えておきましょう。

chmod 0705 php.cgi

.htaccess の編集

さて、続いて .htaccess を編集します。

以下の二行を追加。

Action myphp-script	/php.cgi
AddHandler myphp-script	.php .html

これで .html でも PHP が動くようになります。

ただし、この方法だと、PHP の CGI版バイナリファイルを直接ドキュメントルートに持ってきて、それを実行するようになってますので、レンタルサーバー側の PHP がバージョンアップされても、コピーした PHP は古いままです。
なので、バージョンアップ情報等は自分でチェックして、そのたびにコピーし直す必要があるでしょう。

あるいは、コピーせずにシンボリックリンクを作ってもいけるのかな?
これは試していないので、ちょっと不明です。

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2009年8月の読了本まとめ

2009年9月19日 18:29 2009年8月の読了本まとめ
宿命の囁き(上)
宿命の囁き(上)
マーセデス・ラッキー著。
『ヴァルデマール年代記』の『ヴァルデマールの風』三部作の第一部。
数年ぶりの再読。はじめて読んだときもそうだったけど、エルスペスのパートは楽しくすいすい読めるのに、<暗き風>のパートはどうも読み進めるのに時間がかかった。
序盤、タレ=エイドゥラスの生活とかを細かく描写する必要があるせいで、ストーリーがあまり進展しないせいなのか、<暗き風>がネガティブで読んでていらいらするせいなのか、著者の描く男性主人公に感情移入しにくいせいなのか......。全部かな。
一方のエルスペスのパートは、読みやすい代わりにこの上巻ではかなり薄っぺらい印象。
8月2日読了。
宿命の囁き(下)
宿命の囁き(下)
マーセデス・ラッキー著。
数年ぶりの再読。<もとめ>の過去や、シン=エイ=インとテイレドゥラスの成り立ちなど、シリーズ全体を通しての大きな謎が明かされるので、没頭して読めました。
上巻ではいまいち盛り上がりに欠けたストーリー展開も、下巻で様々な複線が綺麗に紐解かれて、読んでいて心地よい。
ただ、モーンライズとの決戦は、もうちょっと盛り上がって欲しかったかも。
とはいえ、三部作の第一部なので今後の展開に期待。この続きからは未読だったと思うので。
8月6日読了。
恐竜大紀行
恐竜大紀行
岸大武郎著。
週間少年ジャンプで、昔こんな学習マンガ的なのが連載されていたとは知らなかった。
恐竜を取り扱っているけど、時代によって諸説入り乱れて解釈の変わる、恐竜の生態の紹介とかがメインテーマではなく、生と死とか、食物連鎖とか、その辺の普遍的なものがテーマなのかなと思った。
絵が丁寧に書き込まれてて良かったです。
8月6日読了。
世界一なぞめいた日本の伝説・奇譚
世界一なぞめいた日本の伝説・奇譚
鳥遊まき著。
同著者の『世界一おもしろい日本神話の物語』がなかなかわかりやすくて良かったので、こちらも読んでみた。
『日本神話』の方が、一本の「歴史」の流れに沿ってまとめられていたのに対して、こちらは単に様々な伝説や説話をピックアップしてまとめただけなので、一貫性に欠けた印象。
でも、わかりやすく要約されているので、子供向けの入門的な位置付けとしては良いんじゃないでしょうか。
8月8日読了。
ナショナルジオグラフィック2009年8月号
ナショナルジオグラフィック2009年8月号
生物の擬態の特集が良かった。
いくら文章で○○という虫は□□という虫そっくりに擬態している、とか言われても想像力が追いつかないけど、鮮明な写真を一枚見せられれば大きな説得力があるので、写真の多いこの雑誌にはぴったりの企画だったのでは。
特にデコメハリアリに擬態するホソヘリカメムシの幼虫の酷似っぷりには衝撃を受けた。
8月10日読了。
恐竜の飼いかた教えます
恐竜の飼いかた教えます
ロバート・マッシュ著。
以前からミクロラプトルを飼いたいと思っていたので、非常に参考になりました。
キャットフードやドッグフードで飼育できるということがわかって一安心。
今度中国に旅行に行った時にでも、買って帰ろうと思います。
でも本書を読んでると、始祖鳥も飼いたくなってしまった。
広い家じゃないと飼えなさそうなので、ロンギスクアマを繁殖させて、羽毛を売ってお金を稼いで大きな家を買おうと思います。
8月13日読了。
失われし一族(上)
失われし一族(上)
マーセデス・ラッキー著。
『ヴァルデマール年代記』シリーズの『ヴァルデマールの風』三部作の第二部。
いいねいいね~。
エルスペス、スキッフ、暗き風、ナイアラ。四人の視点がめまぐるしく代わって物語が進んでいくけど、違和感なく楽しく読めた。
四人それぞれの若々しい悩みが、読んでて甘酸っぱい(笑)。
各登場人物の内面描写中心で、特に大きな事件的なものが何も起きていないので、下巻に期待。
あと、魔法の交点やら地脈やらを細かく描写してるけど、さっぱりイメージできなくて退屈なのだけが難点。
8月15日読了。
失われし一族(下)
失われし一族(下)
マーセデス・ラッキー著。
『ヴァルデマール年代記』シリーズの『ヴァルデマールの風』三部作の第二部。
下巻でようやくストーリーが動き出し、なかなかスピーディな展開。
ただ、さすがに主要キャラが増えすぎて、ちょっと収集つかなくなりつつあるんじゃなかろうか。
それぞれが魅力的な登場人物であるだけに、ちょっとずつまんべんなく掘り下げるより、もっと集中して掘り下げて欲しかったかもしれない。
<暁の炎>とトレ=ヴァレンの関係は、ちょっと唐突過ぎた気も。
相変わらず、決戦シーンはあっさりめ。
8月18日読了。
ウォーレスの人魚
ウォーレスの人魚
岩井俊二著。
人魚に関する設定の、科学的な部分のリアリティと、オカルト的な部分の荒唐無稽さのバランスが非常に良くて、前半は非常に面白かった。
妙に説得力のある人魚の設定の紹介が終わって、中盤から本格的にストーリーが進んでいくものの、終盤になればなるほど盛り上がりに欠けたまま終わってしまったのが残念。
随時現れる謎と、その謎の種明かし、という構造には惹き付けられて楽しかったのは確か。
8月22日読了。

2009年8月の読了本は、9冊でした。
一ヶ月に最低10冊は読みたかったんですが、ボリュームのある本が多いとなかなか難しいですね。

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.htaccess で .html 等の拡張子で PHP を実行させる方法

.htaccess を使用して、ディレクトリ単位で PHP を「.php」以外の拡張子で動作させるための設定方法です。

基本的には、.htaccess に、以下を記述するだけで OK です。

AddType	application/x-httpd-php .html

.html じゃなくて、例えば .htm を PHP として動かしたければ、

AddType	application/x-httpd-php .htm

とすれば OK。

ただし、上記の例で言うところの .html や .htm という拡張子に、既に何らかの設定がなされている場合、PHP が正常に動かない場合があります。
その場合は、 AddType を設定する行の前に、

RemoveHandler	.html

という行を追加して、設定をクリアしておくと良いかもしれません。

まとめると、.html という拡張子で PHP を動かしたいときは、

RemoveHandler	.html
AddType	application/x-httpd-php .html

という二行を .htaccess に書いておく。ということになりますね。

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2009年7月の読了本まとめ

2009年9月15日 20:01 2009年7月の読了本まとめ
ナショナルジオグラフィック2009年7月号
ナショナルジオグラフィック2009年7月号
今回は自分が興味のある分野の記事ばっかりだったので、読んでてめちゃくちゃ楽しかった。
恐竜、シロナガスクジラ、天体望遠鏡。どれも良かったけど、一番印象に残ったのは、アンコールの遺跡の写真と、雨季にタライで村を移動している少年の写真。
7月2日読了。
ワイルドライフ・マネジメント入門
ワイルドライフ・マネジメント入門
三浦慎悟著。
恥ずかしながら「ワイルドライフ・マネジメント」という言葉は本書ではじめて目にしました。
「絶滅危惧種をいかに保護するか」みたいなことかと思ったら、もっともっと奥が深かった。
普段、何の疑問もなく受け入れている、生物の個体数が、様々な工夫や試行錯誤と、数学的な理論によって導き出されている数字だったんだなぁ、と感動しました。
7月4日読了。
魔の罠の都
魔の罠の都
スティーブ・ジャクソン著。
数年ぶりに再読。ゲームブックの金字塔『ソーサリー』の第二巻。旧題『城塞都市カーレ』。
20数年前、生まれて初めて読んだ本格的なゲームブックが、これだった(何故二巻から......)。
それだけに、思い入れが凄く大きいので、久しぶりに読んでも、細かいイベントまでしっかり覚えてた。
凄まじく殺伐とした街の雰囲気が、とにかく大好き。
難易度も一巻と比較して、格段に上がってますね。
クアガ(クーガ)の神殿での例のデストラップは、新訳版じゃないと理解不能。
7月4日読了。
1日3分!ケータイで月10万円稼ぐ方法
1日3分!ケータイで月10万円稼ぐ方法
基本、PCのメルマガと変わらないですかね。
リアル店舗のケータイメルマガのノウハウが読みたかったのに、何故かこんなの読んでた。
かなりのミスマッチっぷり。
7月5日読了。
ぐるぐる猿と歌う鳥
ぐるぐる猿と歌う鳥
加納朋子著。
凄く面白かった。
ミステリーランドの作品は、子供向けっていう名目はあるけど、大人が読んでも普通に楽しめるのが多いよね。
加納さんらしく、連作短編集的な構成の中に、一本大きな謎が、しっかりした背骨のように通っていて、綺麗にまとまっていた。
主人公やパック、あやをはじめ、登場人物も非常に魅力的でした。
7月5日読了。
恐竜vsほ乳類
恐竜vsほ乳類
三畳紀~白亜紀にかけての、恐竜と哺乳類の進化の歴史を、わかりやすくまとめた本。
比較的新しい情報も沢山載っていたし、CGによる再現図も豊富で、読んでいてわかりやすかったし、楽しかった。
7月9日読了。
天翔の矢
天翔の矢
マーセデス・ラッキー著。
ヴァルデマール年代記シリーズの『ヴァルデマールの使者』三部作三作目。
自分の精神的な状態に拠るところが大きいんだろうけど、なんかめちゃくちゃ感動した。
この三部作は、一巻・二巻がどうも盛り上がりに欠けると思っていたけど、作者が各巻の盛り上がりよりも、三巻でクライマックスを迎えるように伏線を張り巡らせることの方を重視した結果だったんだな。
しかし前半のダークは情けなすぎる......(笑)。
7月12日読了。
鼻行類
鼻行類
ハラルト・シュテュンプケ著。
何年も前に本書の存在を知って以来、ずっと読みたいと思っていたのがようやく叶いました。
が、期待が大きすぎたのかな......。思ったほど楽しめなかった。
解剖学的な専門用語が多くて、とっつきにくかったのかもしれない。
とは言え、バリエーション豊富な鼻行類の動物たちは魅力に溢れていてニヤニヤできた。
一部、さすがに悪ノリし過ぎじゃね?と感じる部分もあったけど、それも含めて本書の魅力だと思う。
7月17日読了。
七匹の大蛇
七匹の大蛇
スティーブ・ジャクソン著。
数年ぶりの再読。ゲームブックの金字塔『ソーサリー』の第三巻。
ボスである七匹の大蛇を、ゴールに辿り着くまでに何匹始末できるか、というゲーム要素が非常に魅力的な作品。
七匹全部に会うためには通らない、いわゆる外れルートにも、色々と面白いイベントがあって凝っている。
この新訳版は、基本的には好き(「記述」と「奇術」のジョークの訳なんかは拍手もの)だけど、「アルビル・マダルビル」だけは頂けないと思う。
あと、巻末のベニー松山さんの解説が熱い。
7月18日読了。
昆虫探偵
昆虫探偵
鳥飼否宇著。
目覚めるとゴキブリになっていた男が主人公、というカフカの『変身』を思わせる冒頭からはじまる、昆虫界のミステリ。
普通のミステリなら緻密なトリックの解明が真相に繋がる、みたいな感じだけど、本作ではその代わりに、様々な昆虫の意外な生態が事件の真相へと導いてくれる。
まともに推理小説として読むよりも、ストーリー仕立てで楽しく昆虫の生態が学べる本、という読み方をした方が楽しめると思う。
個人的には擬態の話が一番面白かった。
7月21日読了。
運命の剣(上)
運命の剣(上)
マーセデス・ラッキー著。
『ヴァルデマール年代記』の邦訳第四弾。数年ぶりの再読。
改めて読むとこのケロウィンの物語は、タリアのシリーズからはじまる使者とヴァルデマール国の物語の流れと、タルマとケスリーのシリーズから始まる<もとめ>やシン=エイ=イン関連の物語の流れを合流させる重要なポイントなんだな、としみじみ思った。
というかやっぱりタルマとケスリーの二人はこのシリーズの登場人物の中で群を抜いて魅力的だなぁ。
あと、ケロウィンの旅立ちのきっかけが、タルマのそれと酷似していることと、ケロウィンの最初の冒険が、ケスリーの娘ジャドリーのそれと何となく似ているところが興味深い。
7月26日読了。
運命の剣(下)
運命の剣(下)
マーセデス・ラッキー著。
『ヴァルデマール年代記』の邦訳第四弾。数年ぶりの再読。
一人前になったケロウィンの活躍は、読んでいて純粋に心地良い。
タリアのシリーズを読んでから改めて本書を読むと、終盤の展開にはニヤニヤしっぱなしですね。
ただ、終盤のダレンの能力については、もうちょっと事前に伏線があった方が良かった気がする。あまりにも唐突過ぎて、ご都合主義を感じた。
<使者>ケロウィンの活躍も読んでみたいなー。
7月27日読了。
2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?
2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?
西村博之著。
もう二年前の本かー。
ひろゆきさんは同世代だけど、さすがに見えてる世界が違うな。
とは言え、二年経った今となっては、そんなに尖ったことは言ってなかったんだなぁという印象。
7月28日読了。
テレビで売り上げ100倍にする私の方法
テレビで売り上げ100倍にする私の方法
野呂エイシロウ著。
web屋をやってると、ついつい「PR=web媒体」という考えに固執してしまいがちになってしまうけど、本書を読んで、「TVも意外と気軽に活用できる媒体かもしれない」と、ちょっと思えた。
あと、この著者は頭が良い人だなぁ、と。
ビジネス書で、これだけ巧みに伏線を張って、わかりやすく、かつ緻密に構築された書籍はあんまり読んだことがない(自分のもともとのビジネス書の読書量が少ないってのもあるかもしれないけど)。
7月28日読了。

というわけで、2009年7月の読書数は14冊でした。

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サーバー上で FTP を自動実行する方法

例えば、 abe-tatsuya.com というサーバーのバックアップデータを、定期的に FTP で別の goodhope.jp というサーバーにコピーしておきたい、というような時に使う、自動実行処理の方法です。

まず、以下のようなシェルスクリプト(というほどのものでもないですが)を用意します。
今回は、goodhope.jp というサーバーに対して、 backup.tgz というデータをFTPで転送すると仮定します。

#-- 転送先サーバーを指定
/usr/bin/ftp -n goodhope.jp << _EOF_
#-- FTP のユーザー名とパスワードを指定
user username password
#-- バイナリモードで転送
bin
#-- ローカル側サーバーのカレントディレクトリを移動
lcd /usr/home/tatsuya/BackUp
#-- 転送先サーバーのカレントディレクトリを移動
cd /usr/home/goodhope/BackUp
#-- データを転送
put backup.tgz
#-- 終了
bye
_EOF_

各種 FTPコマンドに関しては、超初級ftpコマンドリファレンスなんかを参考にして頂ければ。

というわけで、上記のように記述したファイルを、例えば ftp.sh というファイル名で、データ転送元サーバーに置いておきます。
後は cron で定期的に ftp.sh を実行すればOK。
今回は例として、/usr/home/tatsuya/sh というディレクトリに置いたことにしておきます。

#-- 毎日午前5時に実行する場合
0 5 * * * /bin/sh /usr/home/tatsuya/sh/ftp.sh

cron の設定に関しては、crontabの設定方法などを参考にどうぞ。

これで、毎日午前5時に、自動的にバックアップデータを FTP で別サーバーに転送する、という処理が設定完了です。
もちろん逆に、定期的に別サーバーのデータを転送して取得する、ということも可能です。

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2009年6月の読了本まとめ

2009年9月12日 19:44 2009年6月の読了本まとめ
アフターマン
アフターマン
ドゥーガル・ディクソン著。
数年ぶりに何度目かの再読。
人類が滅亡した後、5000万年後の地球にはどんな生物が暮らしているのか、という if を本気で考察した本。
何度読んでも楽しいけど、生物の進化について、ある程度予備知識を持ってから読むと、さらに面白かった。
ペンギンから進化したクジラっぽいやつとか、コウモリの島とかが尖ってて好き。
正にサイエンスフィクション!
6月1日読了。
アマゾン・ドット・コムの光と影
アマゾン・ドット・コムの光と影
横田増生著。
非常に読みやすく、一気に読了しました。
4年前の本なので、ちょっと古いものの、物流の視点からアマゾンを分析する内容は、Web屋の僕には新鮮でした。
「階層化する労働現場」に関する筆者の危惧は、2009年現在、凄い勢いで一般常識化されていますね。
6月2日読了。
ナショナルジオグラフィック2009年6月号
ナショナルジオグラフィック2009年6月号
河に棲むピンクのイルカって、なんか良いな。
あと、アラブ系キリスト教徒の記事も良かった。
洞窟探検の記事は、なんか尻切れトンボな感じ。
6月3日読了。
7~モールモースの騎兵隊~オフィシャルガイドブック
7~モールモースの騎兵隊~オフィシャルガイドブック
俺、今度こそ『アルメセラ年代記』1000年目指すんだ......。
というか、ゲームの攻略本なんであんまり語ることがないです(笑)。
6月4日読了。
宿縁の矢
宿縁の矢
マーセデス・ラッキー著。
『ヴァルデマール年代記』シリーズの『ヴァルデマールの使者』三部作の二作目。
タルマとケスリーのシリーズが、比較的オーソドックスな冒険物であるのに対して、このシリーズは、登場人物の(というか主人公タリアの)内面に深く入り込む、挫折と成長のストーリーなんだな、という印象。
積雪で孤立したシーンの何とも言えないストレスと、その後の解放感の対比が心地よかった。
6月7日読了。
狐火の家
狐火の家
貴志祐介著。
『硝子のハンマー』の探偵コンビによる、密室物連作短編集。
この探偵コンビはなかなか魅力的なので、続編が出たのは嬉しいです。
読みやすくて、一気に読了。
特に表題作の『狐火の家』は、ところどころに散りばめられた不気味なメタファが秀逸。
『黒い牙』のトリックは、さすがに「ねーよwww」と思ったけど(笑)。
ラストの『犬のみぞ知る』は、何と言うか、バカバカしさが『逆転裁判』みたいだった。
6月7日読了。
アイズ
アイズ
鈴木光司著。
ホラー短編集。
どの作品も、どうにも釈然としない不気味な余韻を残して終わる物語......を意図して書かれているんだろうな、とは思った。
ただ、収録されている全ての作品でそれが成功しているようには見えなかった。
怪談的な余韻というよりは、消化不良だったり意味不明だったりするオチが目立った。
ちょっともったいないなー、と思う。
6月8日読了。
世界一おもしろい日本神話の物語
世界一おもしろい日本神話の物語
鳥遊まき著。
古事記の内容を、わかりやすく要約した本。
国生みからヤマトタケルまでの流れを、あっさりまとめて読めたのが良かった。
小学校中学年くらいの子に読ませたらちょうど良いんじゃないかな。
6月9日読了。
天使と悪魔(上)
天使と悪魔(上)
ダン・ブラウン著。
『ダ・ヴィンチ・コード』より前に書かれた作品だったんですね。
本作も同様に、ラングトンが事件に巻き込まれたまま、スピーディに明かされていく様々な謎。
読んでて単純に楽しいですね。
「宗教vs科学」っていうテーマは、色々と考えさせられる。
6月10日読了。
天使と悪魔(中)
天使と悪魔(中)
ダン・ブラウン著。
上巻から展開がますますスピーディになり、壮大なオリエンテーリングに突入。
カメルレンゴがどんどん男前になっていくなー。
そろそろ怪しい人物が絞られてきた感じ。
下巻が楽しみ。
6月11日読了。
天使と悪魔(下)
天使と悪魔(下)
ダン・ブラウン著。
『ダ・ヴィンチ・コード』より面白かった。
ヤヌスの正体については、ストーリー展開が『ダ・ヴィンチ・コード』と酷似しているせいで、逆に騙されてしまった感じ。
非常に上質なエンターテイメント作品でした。
6月11日読了。
火吹山の魔法使い
火吹山の魔法使い
スティーブ・ジャクソン イアン・リビングストン著。
20年以上ぶりに読んだ、ゲームブックの元祖。『ファイティングファンタジー』シリーズの記念すべき第一巻の復刊版。
内容を全然覚えてなかったので、普通に楽しんでプレイできた。
前半の、後戻り不可な一方向型迷路と、後半の双方向マップのダンジョン。ラストのパラグラフジャンプ等、この作品の後に出たゲームブックのシステムの原型はもう既にほとんどここに詰め込まれていたんだなぁ。
あと、意外と文章は淡々としていた。
6月18日読了。
フューチャー・イズ・ワイルド
フューチャー・イズ・ワイルド
ドゥーガル・ディクソン著。
数年ぶりの再読。
500万年後、1億年後、2億年後に、生物がどんな進化を遂げているのかを考察した楽しい本。
同じコンセプトの『アフターマン』が、5000万年後の時代に絞って考察していたのに対し、こちらは三つの時代に渡っているために、それぞれの時代についての考察がちょっと物足りなかった印象。
あと、脊椎動物があんまり活躍していないのが、脊椎動物の自分としてはちょっと残念だった(笑)。
とはいえ、非常にワクワクできる良い本でした。
6月20日読了。
プレデター 猛獣と捕食者
プレデター 猛獣と捕食者
ジョン・セイデンスティッカー著。
捕食動物(一部食虫植物とかも含む)にフォーカスを当てた図鑑。
イラストや写真はめちゃくちゃ綺麗だった。
ただ、文章があまりにも直訳過ぎて、ちょっと酷かった。明らかにプロの翻訳家による訳じゃないだろ、これ......。
6月21日読了。
バルサスの要塞
バルサスの要塞
スティーブ・ジャクソン著。
20数年ぶりに読んだ『火吹山の魔法使い』に続く『ファイティングファンタジー』シリーズ第二弾のゲームブック。
前作以上に内容を全く覚えていなかったので、ほとんど初読みたいな感じで楽しく遊べました。
前作と比較して、マッピングがしにくかった。
その反面、バルサスの砦に住む敵それぞれに、生活感がにじみ出てて良かった。
魔法のシステムは、同作者の『ソーサリー』と比較すると、やっぱり実験段階かなぁ、という印象。
訳者の浅羽さんが、本作では「monster」を「妖怪」と訳したのは、どういう意図だったのかが気になります。
6月22日読了。
新世界より(上)
新世界より(上)
貴志祐介著。
貴志さん、まさかのファンタジー。あるいはSF。
主人公の手記を読んでると、最初は普通に現代日本っぽい世界かと思ってたら、だんだん「あれ?なんか違う?」って感じになっていくので、先が気になってどんどん読み進められた。
学校での生活の描写が多くて、なんか日本版ハリポタみたいな感じ。続きが楽しみです。
あと、関係ないけど、やっぱり貴志さんには一度ゲームブックを書いてみて欲しい。と、『クリムゾンの迷宮』を読んだときぶりに思った。
6月22日読了。
新世界より(下)
新世界より(下)
貴志祐介著。
生態系を細かく設定しているのが、薀蓄好きの貴志さんらしくて良かった。
最後、気がつくと人間よりバケネズミに感情移入してしまって、小野不由美さんの『屍鬼』とちょっと重なった。
とにかく面白かった。
ただ、主人公の手記という体裁を取っている都合上(そして序盤の記述から)早季と覚が最後まで生き残ることが自明だったのがもったいなかった。
反面、千年後と現代の日本の世界観の相違・対比を地の文で表すには「千年前の日本を知識として知っている人間による手記」という体裁はベストだったと思うので難しいところ。
6月23日読了。
重力ピエロ
重力ピエロ
伊坂幸太郎著。
伊坂幸太郎さんの作品ははじめて読んだけど、独特な言い回しの台詞が多い人ですね。
それが軽快で心地良いと思うときもあれば、何と言うか「頑張ってお洒落な台詞を考えてます」感がしてうんざりすることもあり......。
自分でもこういうのが好きなのかどうか判断し難い。
ストーリーは、意外性はあんまりないけど綺麗にまとまってたなぁ、という印象。
6月25日読了。
ゲームの名は誘拐
ゲームの名は誘拐
東野圭吾著。
珍しく、映画を先に観た作品。
オーソドックスな倒叙物のミステリかと思いきや、終盤の見事などんでん返しで口あんぐり。
というのを、原作の小説で最初に味わいたかったなぁ。もったいない。
東野圭吾さんの小説ははじめて読みましたが、非常に読みやすく、完成度の高い作品だな、と思いました。
映画より面白かった。
6月25日読了。
チョコレートナイト
チョコレートナイト
鈴木直人著。
数年ぶりに再読。
ゲームブック界の巨匠、鈴木直人さんが書いた、初心者向けのゲームブック。
初心者向けとはいえ、かなり緻密に設計されていて、凄く面白い。
ただ、色んな情報を全部記号で処理するのは、逆に初心者にはキャラの状態が想像しづらくてハードル高いんじゃないか、ともちょっと思う。
6月27日読了。
シャムタンティの丘を越えて
シャムタンティの丘を越えて
スティーブ・ジャクソン著。
数年ぶりの再読。ゲームブックの金字塔『ソーサリー』シリーズ第一巻。旧題『魔法使いの丘』の新訳版。
タイトルは新訳版の方が好き。原題に近いし。
今作単体としては、ゴールに至る唯一の最適ルートを探す、という一般的なゲームブックの遊び方より、難易度が低いので何度も遊んで、ゴールに至る色んなルートを楽しむ方が向いてるかも。旅気分が味わえます。
『ソーサリー』を読んでると「ああ、ゲームブックだなぁ」としみじみ思います。
自分の中ではゲームブックの原体験なんだろうな。
6月28日読了。
ハダカデバネズミ
ハダカデバネズミ
吉田重人 岡ノ谷一夫著。
真社会性の脊椎動物という、理解の範疇を超えた不思議な生き物、ハダカデバネズミについて、わかりやすく解説した本。
さすがにアリ等の社会性昆虫とは、微妙に仕組みが違うんですね。
凄く興味深い生き物だと思いました。
あと、生態の紹介・解説だけでなく、実際にハダカデバネズミを研究されている方達の、様々な研究の様子や飼育上の苦労話とかもあって、とても面白かった。
しかしこういう生態だと、ほんとにコロニー内の各固体の遺伝子はほとんど同一になるな。
大きな環境の変化があったら真っ先に絶滅しそうなのが悲しい......。
6月28日読了。
名探偵の掟
名探偵の掟
東野圭吾著。
深夜にやってたドラマを見て「TVのドラマでこんなメタミステリやるとか凄いな!」と思って興味を持ったのがきっかけで、原作を読むことに。
要はミステリをメタな視点から見たら、コメディになる、という話。
たまにはこういうのも良いかな~。
ただ、短編二、三作ならいいけど、さすがに10作以上あると、くどい(笑)。
6月28日読了。
新恐竜
新恐竜
ドゥーガル・ディクソン著。
もし6500万年前に、恐竜等の爬虫類達が絶滅していなかったら、という仮定の上に考察された、現代の博物誌。
同作者の『アフターマン』と非常に似た感じの体裁で、非常に楽しいです。
ただ『アフターマン』ほど読んでてワクワクや驚きがなかった。
多分、現代に生きる自分から見て、6500万年前に絶滅した恐竜達自体が『アフターマン』の未来生物と同様、不思議と驚きに溢れる生物だから。
そんな恐竜達と『新恐竜』を比較してもギャップに驚きがないんだろうな。
現代の哺乳類の生態をそのまま爬虫類に置き換えただけの生物とかも結構あったし。
6月29日読了。
ななつのこ
ななつのこ
加納朋子著。
数年ぶりの再読。
作品全体を通して、優しい空気が漂っている、連作短編ミステリ。
各短編それぞれも、それと指摘されないと謎と気づけないようなちょっとした謎を、小気味良く謎であると指摘し、解決してくれる面白い作品群ではある。
けど単なる短編集ではなく、全体として一つのストーリーとなるよう、緻密に複線がちりばめられていて、それが繋がるラストが快感。
個人的に一番好きなのは『白いタンポポ』。
あと、無粋なツッコミですが、ブロントサウルスは首長竜じゃないです(笑)。
初読時の感想はこちら
6月30日読了。
ななつのこものがたり
ななつのこものがたり
加納朋子著。
数年ぶりの再読。
『ななつのこ』を読んだら、こっちも無性に読みたくなったので、本棚から引っ張り出してきました。
はじめて読んだとき、『ななつのこ』の作中作そのものかと思っていたら、そういうわけではなくて意外な裏がありそうで、ニヤリとしてしまいました。
とりあえず、この本の一番の見所は、菊池健さんの、優しくて綺麗なイラストが沢山あるところかと。めっちゃ癒されます。
6月30日読了。

というわけで、2009年6月に読んだ本は、26冊でした。
この月の読書量ハンパねぇな。

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MySQL で select したデータを別のテーブルに insert する

基本的な SQL 文は MySQL だろうが PostgreSQL だろうが、MS Access だろうが何だろうが、変わりはないんですが、一応メモ。

あるテーブルAからデータを select で取り出して、そのままそのデータを別のテーブルBに insert するには、以下のようにします。

insert into tableB (id, name, mailaddress)
select tableA.id, tableA.name, tableA.mailaddress
from tableA
where tableA.id = 'hoge';

これで、テーブルAから特定の条件のデータだけを取り出して、直接テーブルBに insert することができます。

insert文や select文の基本については、PostgreSQLの初歩あたりにまとめてあります。

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2009年5月の読了本まとめ

2009年9月10日 22:14 2009年5月の読了本まとめ
誓いのとき
誓いのとき
マーセデス・ラッキー著。
ヴァルデマール年代記の邦訳シリーズ三作目。
数年ぶりに何度目かの再読。『女神の誓い』時代から『裁きの門』以後の時代までに渡る、タルマとケスリーの短編集。
どの話も完成度が高くて面白いけど、最後のおまけ『竜の嘆き』は正直微妙だったかな。
この作者はキャラクターを魅力的に描くのが巧いなぁ、と改めて思う作品。
5月4日読了。
殺人ウイルスの謎に迫る!
殺人ウイルスの謎に迫る!
畑中正一著。
ちょうど神戸でインフルエンザ騒ぎが凄かったので読んでみた。
が、フレンドリーで読みやすい文体と、専門用語の羅列のギャップについていけなかった。自分にはこの本を読むための、ウイルス関係の基礎知識が全然足りてなかったみたい。
これだけ内容が頭に入ってこなかった本も珍しい。
5月8日読了。
硝子のハンマー
硝子のハンマー
貴志祐介著。
やっぱり貴志さんの小説は面白い。一気に読みました。一粒で二度美味しい本格ミステリ。
正統派ミステリと、倒叙物の両方が楽しめます。
薀蓄の披露も相変わらず、読んでて楽しい。
5月9日読了。
半身
半身
サラ・ウォーターズ著。
この著者の小説ははじめて読んだけど、面白かった。
オカルトとミステリーの間を行ったり来たりする感覚が良かった。
ラストは、期待通りに期待を裏切ってくれて(変な言葉ですが)、ある意味ほっとした、かな。
100年前のイギリス、女囚を捕らえる監獄、という独特の空気が伝わる文章は絶妙。
5月15日読了。
ツレがうつになりまして。
ツレがうつになりまして。
細川貂々著。
めちゃくちゃ読みやすいな。
深刻なこともあっさり描写していて、凄いなーと思った。
5月15日読了。
ナショナルジオグラフィック2009年5月号
ナショナルジオグラフィック2009年5月号
マンモスの特集、良かった。
クローン技術とか、夢があるけど現実との兼ね合いが難しいですね。
屋上緑化の記事も面白かった。
あと、シャングリラって実在の地名だったんですね。しかも後付けとは。
5月16日読了。
涼宮ハルヒの憂鬱
涼宮ハルヒの憂鬱
谷川流著。
アニメは見たけど原作は初読。
ストーリーを知ってるから、というのもあるけど、凄まじくあっさり読めた。
よくある学園物かと思いきや、実は......という驚きを、原作でなくアニメで知ってしまったのはもったいなかったかも。
5月16日読了。
ハンガリーを知るための47章
ハンガリーを知るための47章
羽場久美子編著。
ハンガリーの歴史とかを手っ取り早く知るのには良かった。
ただ、章毎に筆者が違うので、読みやすい文体の章と、めちゃくちゃ読みにくい文体の章が混在していたのが難点。
特に序盤の章が読みやすいので、その後とのギャップが酷い。
5月22日読了。
いつか僕もアリの巣に
いつか僕もアリの巣に
大河原恭祐著。
アリの生態について、非常にわかりやすく紹介している本。
凄く読みやすくて、楽しかった。
ただ、ちょっとアリを擬人化しすぎていて、余計な誤解が生じそうな箇所も。
わかりやすくするためには、仕方ないのかな。
筆者のアリに対する愛が伝わってくる良い本でした。
5月22日読了。
地球の歩き方 ハンガリー 2008~2009
地球の歩き方 ハンガリー 2008~2009
非常にお世話になりました。
5月22日読了。
ハンガリー民話集
ハンガリー民話集
オルトゥタイ編。
やっぱり日本とは文化が違うんだなぁ、と思いつつ、興味深く読めました。
けっこうドロドロした話が多いですね。
浮気・不倫・未亡人がよく出てきた(⇒あと再婚して幸せに、というパターンも多い)のが印象的。
5月26日読了。
女王の矢
女王の矢
マーセデス・ラッキー著。
ヴァルデマール年代記シリーズの「ヴァルデマールの使者」三部作一作目。
東京創元社から出てる方のシリーズしか読んでなかったので、タリアの生い立ちや、エルスペスの幼少期を知れたのは、純粋に嬉しかった。
ストーリーとしては、ちょっと起伏に欠けるかな。
壮大な物語の序章、という感じ。
いわゆるファンタジーな学園物なので、ハリポタっぽい印象を受けた。
5月29日読了。

というわけで、2009年5月に読んだ本は全部で12冊でした。

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DoCoMo の iモード用サイトで CSS(スタイルシート) を使用する際の注意点

DoCoMo の iモード用サイトで、CSS を使用する際には、色々と注意しなきゃいけない点があるので、ざっくりと書いておきます。

一番重要なのは、2009年3月以前に発売された機種(iモードブラウザ1.0搭載端末)と、2009年5月以降に発売された機種(iモードブラウザ2.0搭載端末)とで、大きく使用が異なることです。

2009年3月以前に発売された機種(iモードブラウザ1.0搭載端末)の場合

大前提として、外部CSS は効きません。各要素に対して style 属性でスタイルを指定する必要があります。
ぶっちゃけ、管理・運用の効率化の面では CSS を使用するメリットは皆無に近いかと。

<span style="color:#3399cc;font-size:large;">ウルトラセブン!</span>

上記のような感じで、いちいち各要素に記述していかないとダメなわけです。

例外的に、a 要素の link, focus, visited クラスのみ、 style 要素による内部参照が可能なようです。というか、逆にそれしか手段がないから対応している、という感じでしょうか。

また、xhtml で書かれた文書で、かつ Content-type ヘッダが application/xhtml+xml でないとダメです。
text/html ではアウトです。

なので、perl や PHP でページを出力する場合には、以下のように Content-type ヘッダを出力する必要があります。

#-- perl の場合
print qq|Content-type: application/xhtml+xml\n\n|;

#-- PHP の場合
header("Content-type: application/xhtml+xml");

この辺はperl の CGI や PHP でよく出力する Content-type ヘッダ一覧 (MIME-type)なんかも併せてどうぞ。

スクリプトではなく、ベタの xhtml 文書の場合は、 .htaccess で Content-type ヘッダを指定する必要があります。

#-- 拡張子が .html の場合
AddType	application/xhtml+xml .html

どちらにしても、3キャリア対応のサイトの場合などは、DoCoMo 用にだけ適用しないといけないので、非常に面倒ですね。

2009年5月以降に発売された機種(iモードブラウザ2.0搭載端末)の場合

link 要素による外部CSS の参照も可能になり、style 要素による内部参照も a 要素限定ではなくなりました。

また、html、xhtml どちらでも CSS が有効になったので、 Content-type ヘッダも text/html で大丈夫です。

詳しくは、作ろうiモード:iモードブラウザ2.0対応i-CSS2について | サービス・機能 | NTTドコモを参照。

というわけで、今後出る機種に関しては、CSS を使用する場合において、DoCoMo だけ特別な何かをしなければならない、ということはあんまりなくなりそうです。
ただ、まだまだ現状では iモードブラウザ1.0搭載端末の方が圧倒的に多いと思うので、簡単に取り捨てるわけにはいかないでしょうね。

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2009年4月の読了本まとめ

2009年9月 8日 23:40 2009年4月の読了本まとめ

読んだ本の感想を全部ブログ記事にしていこうと思っていたけど、どう考えてもペース的に無理なので、読書メーターに書いた簡単な感想を、こっちにまとめていくことにした。

というわけで、2009年4月に読んだ本のまとめ。

盲目の時計職人
盲目の時計職人
リチャード・ドーキンス著。
自然淘汰について、これでもか、というくらい丁寧に解説した本。
特に前半1~4章は、目から鱗の連続でめちゃくちゃ面白かった。
詳細な感想はこちら
4月18日読了。
ナショナルジオグラフィック 2009年4月号
ナショナルジオグラフィック 2009年4月号
オーストラリアの渇水は全然知らなかった。
ハトシェプストの記事とカエルツボカビ症の記事は、もうちょっとつっこんだ内容が欲しかったかな。
4月19日読了。
女神の誓い
女神の誓い
マーセデス・ラッキー著。
数年ぶりに何度目かの再読。『ヴァルデマール年代記』シリーズの邦訳第一作目。
やっぱり面白いな~。
久しぶりに読むと、序盤のタルマとケスリーの初々しさが、なんだか凄く新鮮に感じた。
連作の短編集的な構成の、ファンタジーの名作。
4月26日読了。
ワンダフル・ライフ
ワンダフル・ライフ
スティーブン・ジェイ・グールド著。
カンブリア紀の多様な生物は本当に面白いな。
生物の進化に関する、よくありがちな誤解をわかりやすく解説してくれる。
詳細な感想はこちら
4月26日読了。
裁きの門
裁きの門
マーセデス・ラッキー著。
数年ぶりに何度目かの再読。『ヴァルデマール年代記』シリーズの邦訳第二作目。
やっぱりこのシリーズは、タルマとケスリーの物語が一番好きだな。
前作に比べて、一冊で一つの物語として、綺麗にまとまっているのも良い。
4月30日読了。

というわけで、2009年4月に読んだ本は、全部で5冊でした。

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だまし絵展を見に、兵庫県立美術館に行ってきました

先日、だまし絵展を見に、兵庫・灘の兵庫県立美術館まで行ってきました。

結構頻繁に広告を見かけていたので、混んでるのかなー、とは思ってましたが、想像以上の混雑っぷりに驚きました。
前売りのチケットを持たずに行ったら、チケット購入の列で何十分と待たされる勢い。
事前に書店で前売りチケットを買ってから行ったので、待たずにすぐに入れましたが、中に入っても延々行列が続いていました。
前売りチケット取扱店はこちら

僕自身も普段美術館にはあんまり行かないのでわかりませんが、美術館がこんだけ混雑するって、なかなかないんじゃないでしょうか?
僕みたいに普段美術館に行かない人も興味を持って、みんなが行ったってことなんでしょうね。

有名なエッシャーの絵なんかは僕も知ってましたけど、色んなタイプのだまし絵があって、非常に面白い展示でした。

主な展示作品は、兵庫県立美術館の作品紹介にも載ってますが、ここに載っている以外にも、思わず感心してしまう凄い技法を使った作品がたくさんあって、長い行列が長時間かけてゆっくりゆっくり進んでいくペースでも、楽しんで観ることができました。

特に、「アナモルフォーズ」と呼ばれる技法を使った『ルーベンスの《十字架昇架》の場面のあるアナモルフォーズ』っていう作品が凄かった。

一見すると「わけのわからない歪な何か」としか言いようのない絵なんですが、その絵の中心に、円筒形の鏡を置くと、その円筒鏡にはちゃんとした絵が映る、という仕掛けです。
円筒形なので当然360°どの方向から見ても、ちゃんと綺麗な絵が映ります。あれは凄かった。

あと、「トロンプルイユ」という、一見背景の一部なのか、絵画なのか判別がつかないような感じの絵が沢山ありました。
この手の技法で絵を描く時は、とりあえずガラスやレンズが絵画上に描かれているケースや、めくれかけた紙や布が描かれているケースが多くて、うまく立体感を表現しているなぁ、と感心しました。
ただ、あまりにも沢山のトロンプルイユの絵があったので、だんだん慣れてきて、新鮮な驚きがなくなってしまったのは残念(笑)。

あと、やっぱり有名なエッシャーの絵の前は凄い人だかりでしたね。
僕もエッシャーの絵は好きでしたが、生でじっくり観ることができて、改めて凄い絵だなぁと実感。

それと、メタ視点というか、絵画の中の人物が、額から出ようとしているような絵とかも観てて楽しかったですね。

最後の方では、20世紀以降の最近のだまし絵が展示されていましたが、中でも『水の都』っていう立体の作品が凄かった。
見事に目の錯覚を利用して、どの角度から観ても、作品の中で立体的に別の風景が映るように設計されている、不思議な作品でした。
しばらく観た後、ちょっと頭がクラクラしましたが(笑)。

とにかく大量にユニークなだまし絵が展示されているので、普段絵画なんて全然興味ないような人でも、単純に楽しめる展示になっています。
凄い人気なのも納得です。超お勧め。

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