技術資料

さくらのレンタルサーバーでPHPを「.html」などの拡張子で実行する方法

作成日:2009.09.20

さくらのレンタルサーバーでは、PHPがCGIとして動作しているため、通常の.htaccess設定ではPHPを「.html」拡張子で実行できません。この記事では、特定の手順を踏んでPHPを動作させる方法を詳しく解説します。

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先日.htaccess で .html 等の拡張子で PHP を実行させる方法という記事を書きましたが、さくらのレンタルサーバーでは、PHP が CGI として動いているため、上記記事の設定では、.html 等の拡張子で PHP を実行することができません。

なので、今回はさくらのレンタルサーバーに絞った、設定方法の解説です。

php-cgi をドキュメントルートにコピーする

SSH でサーバーにログインし、php-cgi というバイナリファイルを、自分のドキュメントルートにコピーします。

cp /usr/local/php/default/bin/php-cgi ~/www/php.cgi

コピーする際に、ファイル名を php.cgi のように拡張子を .cgi にしておくのがポイント。

ついでに、コピーした php.cgi のパーミッションも変えておきましょう。

chmod 0705 php.cgi

.htaccess の編集

さて、続いて .htaccess を編集します。

以下の二行を追加。

Action myphp-script	/php.cgi
AddHandler myphp-script	.php .html

これで .html でも PHP が動くようになります。

ただし、この方法だと、PHP の CGI版バイナリファイルを直接ドキュメントルートに持ってきて、それを実行するようになってますので、レンタルサーバー側の PHP がバージョンアップされても、コピーした PHP は古いままです。
なので、バージョンアップ情報等は自分でチェックして、そのたびにコピーし直す必要があるでしょう。

あるいは、コピーせずにシンボリックリンクを作ってもいけるのかな?
これは試していないので、ちょっと不明です。

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