起業家向けWeb活用セミナーで講師をします【10/20(水) 尼崎商工会議所】

2010年9月28日 19:12 起業家向けWeb活用セミナーで講師をします【10/20(水) 尼崎商工会議所】

尼崎商工会議所さん主催で、起業家向けにソーシャルメディア等の各種Web媒体(ブログやTwitter、SNS、動画サイト、検索エンジン等)の活用方法を学ぶセミナーの講師をさせて頂くことになりました。
10月20日(水)の18:30~です。

※ちなみに、僕の Twitter アカウント(@t_abe)はこちらです。
そこそこヘビーユーザーなのでツイート数がちょっと多目ですが、よろしければフォローして下さいね。

今回のセミナータイトルは『起業家のためのネット営業攻略術』ということで、起業したて、またはこれから起業する方向けに、Webを活用して顧客を獲得するにはどういう考え方が必要なのか。どんどん新たなツールが現れるWebの中で、どれを本格的に利用すれば良いのか。各種Web媒体の特徴や利点を紹介し、効果的な集客手法について解説する予定です。

起業する上で、どのようにWebと向き合っていけばいいのか、という初級の内容になるかと思います。
どうぞお気軽にご参加くださいね。

『起業家のためのネット営業攻略術』の詳細・お申込はこちらから

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SEO対策として使われる、perl の CGI や PHP に GET で渡す値を「/」(スラッシュ)で区切る方法

よく「CGI や PHP は SEO に不利だ!」なんてことが言われますが、これは技術的なことをよく理解していない人に向けて、難しいことを極端に省略した説明なので、大きな誤解を孕んでいます。

正確には、

http://www.abe-tatsuya.com/aaa.cgi?v1=bbb&v2=ccc

のようなURIの、CGI や PHP に値を GET メソッドで渡す「?v1=bbb&v2=ccc」といった部分が問題なわけです。
こういった値を渡さない、シンプルな URI であれば、拡張子が何であろうが関係はないはずです。

なので、逆に CGI や PHP でなく、拡張子が .html であっても、

http://www.abe-tatsuya.com/aaa.html?v1=bbb&v2=ccc

のような URI なら、同様に検索エンジン側から「これは動的なURIだ」と判断されて、低く評価されるはずです。
(アクセス解析目的とか、ページ側で JavaScript 等で何かの処理をする際に、こういう手法を取ることはあり得ますよね)

で、そういった CGI や PHP 等に、GET メソッドで値を渡した結果によって表示する内容を変えるようなコンテンツの場合、検索エンジンから低く評価されることを避けるために、下記のような URI で処理することが多いです。

http://www.abe-tatsuya.com/aaa/bbb/ccc

最初の例との違いは、以下の通りです。

  1. 「aaa.cgi」の拡張子「.cgi」がない
  2. 「ここからが GET メソッドで渡す値ですよ」という意味の記号「?」がなく、代わりに「/」で区切っている
  3. GET メソッドで渡す値の名前(「v1=」「v2=」)がない
  4. GET メソッドで渡す値の区切りの記号「&」がなく、代わりに「/」で区切っている

これで、一見して動的な URI ではなく、単なるディレクトリ内にあるファイルの URI のように見せることができるわけです。

これを実現するためにやらないといけないことは、

  1. 「aaa」という拡張子のないファイルが、CGI または PHP のスクリプトであることをサーバーに教えてあげる
  2. 「aaa」のスクリプト内で、「/」区切りで渡される値を受け付ける処理を書く

大きく分けて、この二点です。

拡張子のないファイルを CGI や PHP として動作させる方法

「aaa」のような拡張子のないファイルを、CGI または PHP として動作させるには、.htaccess を使います。

特定のファイルに対するアクセス制限や、.htaccess で特定のファイルのみにBasic認証を設定する方法の応用で、

<Files aaa>
ForceType cgi-script
</Files>

と書けば、「aaa」というファイルが CGI として実行されます。

PHP として実行したい場合は、

<Files aaa>
ForceType application/x-httpd-php
</Files>

と書けば、「aaa」というファイルが PHP として実行されます。

perl の CGI や PHP で、「/」(スラッシュ)で区切られた値を受け取る方法

とりあえず「aaa」のようなファイル名のスクリプトが動くようになりました。
次は「/bbb/ccc」のような、一見ただのディレクトリへのリクエストのように見える URI を、スクリプトに渡される値として処理するための方法です。

これには、環境変数 PATH_INFO を参照します。

例えば、perl の CGI である「http://www.abe-tatsuya.com/aaa」に対して、「/bbb/ccc」という値を渡す、つまり、「http://www.abe-tatsuya.com/aaa/bbb/ccc」という URI にアクセスさせる場合、「aaa」というスクリプトの中で、$ENV{'PATH_INFO'}を参照すると、その内容は「/bbb/ccc」となります。

なので例えば、「aaa」という CGI スクリプトの最初のほうに、

#-- PATH_INFO を「/」で分けて配列に格納
@params = split(/\//,$ENV{'PATH_INFO'});
shift(@params);

等とすれば、$params[0],$params[1]... の順番に、「/」区切りで渡された値が入ります。

PHP の場合は、$_SERVER['PATH_INFO']を参照すれば、同様に処理できます。

// PATH_INFO を「/」で分けて配列に格納
$params = split("/",$_SERVER['PATH_INFO']);
array_shift($params);

これで、perl と同様に、$params[0],$params[1]...の順番に、「/」区切りで渡された値が入ります。

後は、渡された値に応じて、出力内容を変えるように色々とスクリプトを書けば OK です。

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同一URLでPC用と携帯用ページを振り分けた際のSEO面でのデメリット(かも?)

今日は僕のクライアントさんである大阪のA社へ行ってきました。

色んな相談を受けてたんですが、その中の一つにSEOに関するちょっと興味深い内容が。
(あ、先に予防線を張っておきますが、僕はSEO専門のコンサルタントではないので、各検索エンジンのクロウラーの細かい挙動や、所謂「裏技」的なテクニックにはあまり詳しくないです)

A社さんのサイトは、独自のCMS(というか僕が独立する何年も前に作って提供したものなんですが)で運営されていて、TOPページをはじめ、ほとんどのページが、アクセス元がPCなのか携帯なのかを自動で判別して、PC用と携帯用それぞれに適したページを出力するようになっています。

で、今日頂いた相談内容と現状をわかりやすく羅列すると、

  • しばらく前(どれくらい前なのかははっきりしない)から、サイトTOPの、Yahoo!(YST)での狙ったキーワードでの検索結果表示順が極端に落ちた
  • しかも、サイトTOPページだけがYahoo!(YST)にキャッシュされていない
  • Yahoo!のカテゴリー登録(ビジネスエキスプレス)は何年も前に済ませている
  • 上記二点の影響か、Yahoo!(YST)検索結果に表示されるTOPページタイトルが、実際のTOPページのtitleタグ内に記述したものではなく、Yahoo!のカテゴリに登録されているタイトル(サービス名のみのシンプルなタイトル)で表示されている

こんな感じ。

htmlソース等にも特に問題らしき所は見当たらず、SEO専門の業者さんにも依頼して、色々と策を講じたそうなんですが、原因がわからずじまいだとのこと。

正直、僕にもさっぱり原因がわからなかったんですが、話の流れでYahoo!モバイル(携帯用サイトのYahoo!検索エンジン)を確認したところ、新事実発覚。

  • Yahoo!モバイルでは、サイトTOPの、狙ったキーワードでの検索結果表示順はかなりの高位置
  • 検索結果に表示されるTOPページタイトルも、実際のtitleタグ内に記述されたものが表示されている
  • 自動で振り分けているので当然ですが、PC用Yahoo!で評価の落ちているTOPページと、Yahoo!モバイルで高評価のTOPページは、同一URLである
  • しばらく前(どれくらい前なのかははっきりしない)に、Yahoo!モバイルにTOPページをサイト登録した(検索エンジンのロボットにクロールしてもらうためのアレです)

以上、ここまでが事実です。
以下はあくまで僕の仮説であって、信憑性に関してはかなり微妙なところです。


「もしかして、PC用のYahoo!とYahoo!モバイルでは、基本的に同じインデックスを元に検索結果を返しているのでは?」

そう仮定した上で、ある時期からPC用Yahoo!での評価が落ちたことと、Yahoo!モバイルにサイト登録をした時期が重なる可能性があることを考えると、ひとつ気になることがあるんですよね。

つまり、Yahoo!モバイルにサイト登録をしたせいで、Yahoo!のインデックスが「A社サイトのTOPページは携帯用ページである」と判断してしまったんじゃないかな、ということです。

もちろんA社サイトのTOPページは、携帯でアクセスした場合には携帯向けのページを出力するので、その判断は正しいわけですが、逆にPCでアクセスした場合にはPC向けのページを出力するので、同時にPC用ページでもあるんですよね。

ところが、PC用Yahoo!とYahoo!モバイルで同一のインデックスを参照しているせいで、「A社サイトのTOPページはPC用ページである」と「A社サイトのTOPページは携帯用ページである」の判断を両立できていないのではないだろうか? というわけです。
その結果として、Yahoo!モバイルでは上位に表示されるけど、PC用Yahoo!では下位な上にキャッシュすらされない、と。

僕自身は他に同一の事例を確認していないので、前述の通り、現段階では全然信憑性のない仮説に過ぎないんですが、PC用と携帯用を振り分けて表示する仕組みというのは、これまでもこれからも需要のある仕組みですし、何よりA社さんのためにもしっかりと検証するべきかな、と思っています。

万が一この仮説が当たっていたら、ちょっと辛いなぁ……。

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Webコンサルタントやシステムエンジニア、執筆業などをやっている、グッドホープ代表・阿部辰也のブログです。
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