White Horse Theatre(ホワイトホースシアター)の英語劇『夏の夜の夢』(シェイクスピア原作)を見てきました
家族の仕事の関係で、今日は京都市国際交流会館まで、White Horse Theatre(ホワイトホースシアター)という劇団の英語劇を見に行ってきました。
このWhite Horse Theatre(ホワイトホースシアター)という劇団は、ドイツを本部としてヨーロッパを中心に、英語教育を支援する目的で活動している英語劇の劇団だそうです。
その中の1チーム(なんとたった四人の役者さんのみ)が日本に来て、今年の8月から今月末まで、国内の色んな地域の学校や、今回のようなホールで英語劇を上演して廻っているとのこと。
今回僕が見たのは、シェイクスピア原作の『夏の夜の夢(A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM)』です。
僕自身、生の英語に触れる機会がここ数年ほとんどなかった上に、今回の『夏の夜の夢』は、公演向きに1時間半程に収まるように編集されているものの、シェイクスピアが書いたとおりの英語(つまり16~17世紀頃の古い英語)で役者さんたちが台詞を喋るということで、どれだけ理解できるのかかなり不安だったんですが、意外とちゃんと(?)理解して、楽しく見ることができました。
このWhite Horse Theatre(ホワイトホースシアター)の『夏の夜の夢』の何が凄いって、全部で13人(だったはず)出てくる登場人物を、前述の通りたった四人の役者さんだけで演じていること。
うまく脚本の演出が、常に四人以下しか舞台に登場しないように、かつ同じ役者さんが演じる別の登場人物が同時に登場しないように編集されていて、うまいなぁ、と心から感心しました。
役者さんの台詞が当然英語なので、同じ役者さんが演じる別の役の区別を、見てる僕達ができないんじゃないかな? というような心配があったんですが、うまく役ごとに微妙に衣装が変わっていて、そんな心配は全くの無用でした。
そして、一つの劇で、一人ひとりの役者さんがそれぞれ3~4種類の役を見事に演じ分けているからこそ、ダイレクトに伝わってくる、プロの役者さんの凄さ。
ほんとに別人に見えるから驚きです。
特に、Hermia(ハーミア)、Puck(パック)等の役をされていた、Eleriさんの演じ分けは本当に見事でした。
久しぶりに、生の英語に触れる機会と、プロの役者さんの見事な演技を生で見る機会を、同時に得ることが出来て非常に良い経験になりました。
今後の日本でのWhite Horse Theatre(ホワイトホースシアター)の一般向け上演予定は、公式サイトの予定演目のページに掲載されているので、興味のある方は見に行ってみてはいかがでしょうか。
今回はあと六回しか日本では上演しないみたいですし、次はいつまた日本に来るかもわからないので、ほんとに見に行ってみることをお勧めします。
……と、今回の京都の公演が、せっかく内容がとても良かったのに、観客の入りがかなり悲しいことになっていたので、余計なお世話と思いつつ、ちょっと宣伝を手伝ってみました(^^;
次に日本にいらっしゃる際に、ネットでの告知をするなら是非一度弊社にご相談下さい(笑)。