2009年7月の読了本まとめ
2009年9月15日 20:01
ナショナルジオグラフィック2009年7月号 |
今回は自分が興味のある分野の記事ばっかりだったので、読んでてめちゃくちゃ楽しかった。 恐竜、シロナガスクジラ、天体望遠鏡。どれも良かったけど、一番印象に残ったのは、アンコールの遺跡の写真と、雨季にタライで村を移動している少年の写真。 7月2日読了。 |
ワイルドライフ・マネジメント入門 |
三浦慎悟著。 恥ずかしながら「ワイルドライフ・マネジメント」という言葉は本書ではじめて目にしました。 「絶滅危惧種をいかに保護するか」みたいなことかと思ったら、もっともっと奥が深かった。 普段、何の疑問もなく受け入れている、生物の個体数が、様々な工夫や試行錯誤と、数学的な理論によって導き出されている数字だったんだなぁ、と感動しました。 7月4日読了。 |
魔の罠の都 |
スティーブ・ジャクソン著。 数年ぶりに再読。ゲームブックの金字塔『ソーサリー』の第二巻。旧題『城塞都市カーレ』。 20数年前、生まれて初めて読んだ本格的なゲームブックが、これだった(何故二巻から......)。 それだけに、思い入れが凄く大きいので、久しぶりに読んでも、細かいイベントまでしっかり覚えてた。 凄まじく殺伐とした街の雰囲気が、とにかく大好き。 難易度も一巻と比較して、格段に上がってますね。 クアガ(クーガ)の神殿での例のデストラップは、新訳版じゃないと理解不能。 7月4日読了。 |
1日3分!ケータイで月10万円稼ぐ方法 |
基本、PCのメルマガと変わらないですかね。 リアル店舗のケータイメルマガのノウハウが読みたかったのに、何故かこんなの読んでた。 かなりのミスマッチっぷり。 7月5日読了。 |
ぐるぐる猿と歌う鳥 |
加納朋子著。 凄く面白かった。 ミステリーランドの作品は、子供向けっていう名目はあるけど、大人が読んでも普通に楽しめるのが多いよね。 加納さんらしく、連作短編集的な構成の中に、一本大きな謎が、しっかりした背骨のように通っていて、綺麗にまとまっていた。 主人公やパック、あやをはじめ、登場人物も非常に魅力的でした。 7月5日読了。 |
恐竜vsほ乳類 |
三畳紀~白亜紀にかけての、恐竜と哺乳類の進化の歴史を、わかりやすくまとめた本。 比較的新しい情報も沢山載っていたし、CGによる再現図も豊富で、読んでいてわかりやすかったし、楽しかった。 7月9日読了。 |
天翔の矢 |
マーセデス・ラッキー著。 ヴァルデマール年代記シリーズの『ヴァルデマールの使者』三部作三作目。 自分の精神的な状態に拠るところが大きいんだろうけど、なんかめちゃくちゃ感動した。 この三部作は、一巻・二巻がどうも盛り上がりに欠けると思っていたけど、作者が各巻の盛り上がりよりも、三巻でクライマックスを迎えるように伏線を張り巡らせることの方を重視した結果だったんだな。 しかし前半のダークは情けなすぎる......(笑)。 7月12日読了。 |
鼻行類 |
ハラルト・シュテュンプケ著。 何年も前に本書の存在を知って以来、ずっと読みたいと思っていたのがようやく叶いました。 が、期待が大きすぎたのかな......。思ったほど楽しめなかった。 解剖学的な専門用語が多くて、とっつきにくかったのかもしれない。 とは言え、バリエーション豊富な鼻行類の動物たちは魅力に溢れていてニヤニヤできた。 一部、さすがに悪ノリし過ぎじゃね?と感じる部分もあったけど、それも含めて本書の魅力だと思う。 7月17日読了。 |
七匹の大蛇 |
スティーブ・ジャクソン著。 数年ぶりの再読。ゲームブックの金字塔『ソーサリー』の第三巻。 ボスである七匹の大蛇を、ゴールに辿り着くまでに何匹始末できるか、というゲーム要素が非常に魅力的な作品。 七匹全部に会うためには通らない、いわゆる外れルートにも、色々と面白いイベントがあって凝っている。 この新訳版は、基本的には好き(「記述」と「奇術」のジョークの訳なんかは拍手もの)だけど、「アルビル・マダルビル」だけは頂けないと思う。 あと、巻末のベニー松山さんの解説が熱い。 7月18日読了。 |
昆虫探偵 |
鳥飼否宇著。 目覚めるとゴキブリになっていた男が主人公、というカフカの『変身』を思わせる冒頭からはじまる、昆虫界のミステリ。 普通のミステリなら緻密なトリックの解明が真相に繋がる、みたいな感じだけど、本作ではその代わりに、様々な昆虫の意外な生態が事件の真相へと導いてくれる。 まともに推理小説として読むよりも、ストーリー仕立てで楽しく昆虫の生態が学べる本、という読み方をした方が楽しめると思う。 個人的には擬態の話が一番面白かった。 7月21日読了。 |
運命の剣(上) |
マーセデス・ラッキー著。 『ヴァルデマール年代記』の邦訳第四弾。数年ぶりの再読。 改めて読むとこのケロウィンの物語は、タリアのシリーズからはじまる使者とヴァルデマール国の物語の流れと、タルマとケスリーのシリーズから始まる<もとめ>やシン=エイ=イン関連の物語の流れを合流させる重要なポイントなんだな、としみじみ思った。 というかやっぱりタルマとケスリーの二人はこのシリーズの登場人物の中で群を抜いて魅力的だなぁ。 あと、ケロウィンの旅立ちのきっかけが、タルマのそれと酷似していることと、ケロウィンの最初の冒険が、ケスリーの娘ジャドリーのそれと何となく似ているところが興味深い。 7月26日読了。 |
運命の剣(下) |
マーセデス・ラッキー著。 『ヴァルデマール年代記』の邦訳第四弾。数年ぶりの再読。 一人前になったケロウィンの活躍は、読んでいて純粋に心地良い。 タリアのシリーズを読んでから改めて本書を読むと、終盤の展開にはニヤニヤしっぱなしですね。 ただ、終盤のダレンの能力については、もうちょっと事前に伏線があった方が良かった気がする。あまりにも唐突過ぎて、ご都合主義を感じた。 <使者>ケロウィンの活躍も読んでみたいなー。 7月27日読了。 |
2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? |
西村博之著。 もう二年前の本かー。 ひろゆきさんは同世代だけど、さすがに見えてる世界が違うな。 とは言え、二年経った今となっては、そんなに尖ったことは言ってなかったんだなぁという印象。 7月28日読了。 |
テレビで売り上げ100倍にする私の方法 |
野呂エイシロウ著。 web屋をやってると、ついつい「PR=web媒体」という考えに固執してしまいがちになってしまうけど、本書を読んで、「TVも意外と気軽に活用できる媒体かもしれない」と、ちょっと思えた。 あと、この著者は頭が良い人だなぁ、と。 ビジネス書で、これだけ巧みに伏線を張って、わかりやすく、かつ緻密に構築された書籍はあんまり読んだことがない(自分のもともとのビジネス書の読書量が少ないってのもあるかもしれないけど)。 7月28日読了。 |
というわけで、2009年7月の読書数は14冊でした。
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コメント(3)
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