XAMPP で Windows 上に Webサーバー(Apache) と PHP と MySQL と FTPサーバー(Filezilla) と メールサーバー(Mercury) を一括でインストール

2008年4月18日 23:59 XAMPP で Windows 上に Webサーバー(Apache) と PHP と MySQL と FTPサーバー(Filezilla) と メールサーバー(Mercury) を一括でインストール

Windows上にPHPの開発環境を用意する上で、非常に便利な XAMPP の紹介です。

XAMPP を使えば、一括で以下の環境を Windows 上に用意することができます。

  • Webサーバー(Apache)
  • PHP
  • MySQL
  • phpMyAdmin
  • FTPサーバー(FileZilla)
  • メールサーバー(Mercury)

それぞれを別個のサイトからダウンロードしてインストールしなくても、XAMPPだけで、これらの開発環境が揃うわけです。
便利な世の中になったもんですよねー。

というわけで、以下導入手順です。

1. XAMPP をダウンロードする

XAMPP 導入手順(1)

apache friends - xampp for windowsへアクセスし、XAMPP をダウンロードします。

 
XAMPP 導入手順(2)

画面を下の方にスクロールしていくと、ダウンロードサイトへのリンク一覧が出てきます。

特にこだわりや理由がなければ、インストーラをダウンロードするのが手っ取り早いと思います。

「XAMPP Windows版 〔ベーシックパッケージ〕」の「インストーラ」のリンクからダウンロードします。

 

2. XAMPP をインストールする

XAMPP 導入手順(3)

ダウンロードした XAMPP インストーラを起動すると、言語選択のダイアログが表示されます。

「Japanese」を選択して「OK」をクリック。

 
XAMPP 導入手順(4)

「セットアップウィザードへようこそ」という画面が表示されるので、「次へ」をクリック。

 
XAMPP 導入手順(5)

インストール先のフォルダを指定します。
左記画面の例では、「C:\xampp」を指定しています。

ここで指定したフォルダに、 XAMPP のコントロールパネルとか、Apache とか MySQL とか PHP とか、その他もろもろが全部インストールされます。

指定したら「次へ」をクリック。

 
XAMPP 導入手順(6)

オプション設定画面。

「Apache をサービスとしてインストール」「MySQL をサービスとしてインストール」「FileZilla をサービスとしてインストール」にチェックを入れておくと、これらを Windows サービスとして利用できるので、便利です。

ただし、既にWindows 上でWebサーバーとして IIS を利用している場合等は、一旦 IIS を停止しておかないと、サービスとして Apache がインストールできなかったり、色々と不具合があるかもしれません。

チェックを入れたら「インストール」をクリック。

 
XAMPP 導入手順(7)

インストールが始まります。

そこそこ時間がかかるので、しばらく待ちましょう。

 
XAMPP 導入手順(8)

インストール完了画面。
これでXAMPP のインストールは完了です。

「完了」をクリック。

 

3. コントロールパネルを触ってみる&セキュリティ関連の設定

XAMPP 導入手順(9)

インストールが完了すると、「XAMPP コントロールパネルを今すぐ起動しますか?」というダイアログが表示されます。

「はい」をクリック。

 
XAMPP 導入手順(10)

XAMPP のコントロールパネルが起動します。

この手順通りにインストールしていれば、「Apache」「MySQL」「FileZilla」が「起動」の状態になっているかと思います。

各モジュールの右側にある「停止」または「停止中」ボタンをクリックすれば、それぞれのサーバーを停止できます。

 
XAMPP 導入手順(11)

さて、実際にApache が Webサーバーとして動いているのか、確認してみましょう。

ブラウザを立ち上げて、http://localhost/ あるいは、http://127.0.0.1/ へアクセスしてみます。

左記のような画面が表示されれば、Apache は正常に動作しています。

XAMPP の Web管理画面に入るため、右下の「日本語」をクリックします。

 
XAMPP 導入手順(12)

XAMPP の Web管理画面です。

とりあえず、最低限のセキュリティ設定を行なうため、左のメニューから「セキュリティ」をクリックします。

 
XAMPP 導入手順(13)

現在のセキュリティ関連の状態がどうなっているか、一覧で簡単に教えてくれます。
ほとんどの項目が「要注意」になっているかと思います。

そのテーブルの下に http://localhost/security/xamppsecurity.php へのリンクがあるので、それをクリック。

 
XAMPP 導入手順(14)

MySQL の root のパスワードを設定するフォームと、XAMPP の Web管理画面に .htaccess で Basic認証を設定するフォームの二つが表示されます。

とりあえず、まずは MySQL の root のパスワードを設定しましょう。

任意のパスワードを入力し、phpMyAdmin の認証方法(初期設定では Cookie)を選択。

フォーム下部のチェックボックスにチェックを入れると、設定したパスワードを、自動でテキストファイルに保存しておいてくれます。
まあ、その行為自体がセキュリティ的にどうなんだ、的な感じではありますので、その辺はお好みで。

そして「パスワードを変更しました」というボタンをクリック。

 
XAMPP 導入手順(15)

MySQL の root のパスワードを正常に設定できれば、「root のパスワードを変更しました。設定を有効にするために、MySQL を再起動してください。」と表示されます。

 
XAMPP 導入手順(16)

XAMPP のコントロールパネルを再度開きます。

MySQL が「起動」状態になっているはずなので、一旦「停止」ボタンをクリックします。

 
XAMPP 導入手順(17)

MySQL の「起動」状態が消えます。

再び「開始」ボタンをクリックして「起動」状態に戻します。

これで MySQL の再起動は完了。

 
XAMPP 導入手順(18)

再び、XAMPP の Web管理画面のセキュリティ設定フォームの方に戻ります。

次は、Web管理画面に .htaccess で Basic認証をかけるための設定を行ないます。

Basic認証については、「.htaccessによるBasic認証のかけ方」「.htaccess で特定のファイルのみにBasic認証を設定する方法」等も参考になれば。

フォームに、Basic認証に利用するユーザー名とパスワードを入力します。

MySQL の root のパスワードを設定した際と同様に、チェックボックスにチェックを入れると、ユーザー名とパスワードをテキストファイルに保存してくれますが、こちらもお好みで。

入力したら「安全な XAMPP ディレクトリを作成してください」というボタンをクリック。

 
XAMPP 導入手順(19)

「成功: XAMPP ディレクトリ制御が成功しました! 全ユーザのデータは、以下のファイルに格納されました:」と表示されたら、設定完了です。

 
XAMPP 導入手順(20)

以後、XAMPP の Web管理画面にアクセスすると、左記画像のように、Basic認証のダイアログが出るようになります。

とりあえず、これで最低限の設定は完了です。

 

なお、 XAMPP をインストールしたフォルダ内に「htdocs」というフォルダが作られています。
このフォルダ内にファイルを放り込めば、「http://localhost/***.html」等の URI でアクセスできます。

関連するブログ記事
スポンサード リンク
カテゴリー
MySQL | PHP | Web制作技術
タグ
.htaccess | Apache | Basic認証 | FileZilla | FTP | Mercury | MySQL | PHP | phpMyAdmin | SMTP | Windows | XAMPP | アクセス制限 | オープンソース

コメント(5) | トラックバック(0)

 

feedpath がサービス終了するので Google Reader に移行してみた

毎年4月1日は、Web上では色んなネタサイトや嘘情報が氾濫して楽しいですよね。
ただ、企業とかが公式に(嘘じゃない)情報をWeb上で4月1日付けに発表すると、「これもネタなんだろうか」とか誤解してしまうことも多々あります。

ここ二年ほど、メインで使っていたブラウザベースのRSSリーダーfeedpath Rabbit がサービス終了するらしい、と4月1日付けで発表されたんですが、正直「はいはい、エイプリルフールエイプリルフール」とか思ってました。
が、どうもそうではないらしい

サービス終了は4月30日とのことなので、一ヶ月の間に今後メインで利用するRSSリーダーを検討しないといけませんね。
feedpath Rabbitは正直サービス的に、ずっと迷走気味だった印象がありますが、使い慣れてただけに、残念です。

というわけで、とりあえず試しに feedpath Rabbit に登録しているフィードを Google Reader に全部移行してみました。

RSSリーダー間の登録フィードの移行は、OPML(Outline Processor Markup Language) 形式のファイルをエクスポート/インポートすることで、行います。

OPML ファイルとは

Wikipedia によると

XML 1.0をベースとして記述されたマークアップ言語の一つで、文書のアウトライン構造の情報を異なるOS・環境間で交換可能にするための規格である。

とのことですが、RSSリーダー間のデータのやり取りに絞って考えると、簡単に言えば、XMLで書かれた、URIのリストのようなものみたいです。

feedpath Rabbit に登録しているフィードのリストを XML ファイルとして書き出して、それを Google Reader に読み込ませることで、いちいち各サイトのフィードをひとつずつ手動で登録し直す手間が省ける、ということですね。

1. feedpath Rabbit に登録しているフィードのリストを OPML 形式で書き出す

feedpath Rabbit から Google Reader への移行手順(1)

とりあえず、 feedpath Rabbit に登録しているフィードの一覧を OPML 形式で書き出す必要があります。

feedpath Rabbit にログインして、画面左のメニューの【環境設定】をクリックします。

 
feedpath Rabbit から Google Reader への移行手順(2)

環境設定画面が表示されるので、「OPML ファイルの出力」という項目の【書き出す】をクリックします。

すると、ファイルダウンロードのダイアログが表示されるので、ローカルの適当な場所に opml.xml を保存します。

ダウンロードした opml.xml を開いて、中を見てみれば、 XML でサイトとフィードのURIが一覧で出力されているのが確認できるかと思います。

 

2. Google Reader に OPML ファイルをインポートする

feedpath Rabbit から Google Reader への移行手順(3)

さて、続いて移行先である Google Reader 側にログインします。
先ほどダウンロードした OPML ファイルを、 Google Reader 側にインポートするわけです。

ログイン直後の画面の右上に【登録フィードをインポートする】というリンクがあるので、そこをクリックします。

 
feedpath Rabbit から Google Reader への移行手順(4)

【登録フィードのインポート】という項目があるので、先ほどダウンロードした opml.xml を指定して、【アップロード】ボタンをクリックします。

アップロードが完了すると、登録されたフィードが一覧で確認できます。

せっかく移行したので、ここでついでに全然読まなくなったフィードを削除したり、タグの分類を設定し直したりとか、色々とやってみました。

とりあえず、これで移行は完了です。


で、Google Reader をちょっと使ってみましたが、インターフェイスが昔の feedpath と結構似ていて、かなり使い易い印象です。
このまま Google Reader に落ち着こうかな。
iGoogle とも連携し易いし。

関連するブログ記事
カテゴリー
RSS/Feedリーダー
タグ
Feed | feedpath Rabbit | Google Reader | OPML | RSS | RSSリーダー

コメント(4) | トラックバック(0)

 

このブログについて

阿部辰也

Webコンサルタントやシステムエンジニア、執筆業などをやっている、グッドホープ代表・阿部辰也のブログです。
Web技術系のTipsから仕事の話、趣味の話まで色々と。
人生は所詮生まれてから死ぬまでの壮大な暇つぶし。
だったら有意義に暇をつぶして生きましょー。

阿部辰也へのお仕事のご依頼・問合せはこちらからどうぞ。

Twitter: @t_abe
読書メーター: ID:Tatsuya

このブログのサイトマップ
このブログのはてなブックマーク数

Feed/RSS購読

タグクラウド

最近のトラックバック

阿部辰也の著書

77のキーワードで知る インターネットで稼ぐ 図解 ブログ・メルマガ・Webサイト構築の基本

77のキーワードで知る インターネットで稼ぐ 図解 ブログ・メルマガ・Webサイト構築の基本

頑張って書いたのに、出版後すぐに出版社が倒産して印税も貰えずじまいで俺涙目(笑)。

Powered by Movable Type 5.02

スポンサード リンク

はてなブックマーク



あわせて読みたい

t-abeの今読んでる本

t-abeの最近読んだ本

t-abeの今やってるゲーム

t-abeの最近やったゲーム