レンタルサーバーでPHP設定を変更する方法:.htaccessでカスタマイズを実現
2007.09.09
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PHPスクリプトの各種挙動に関する設定は、php.iniという設定ファイルによって、Webサーバー単位で管理されています。
複数のユーザーが利用しているレンタルサーバーの場合、各ユーザーが自分の都合によってphp.iniの設定を書き換えるようなことは、基本的にはできません。
そういうケースで、各ユーザーがphp.iniの設定とは異なる設定で、PHPを動かしたい場合、.htaccessを利用することで、それが実現できます。
PHPを置くディレクトリの.htaccessに、
php_flg なんとかかんとか on
とか、
php_value うんともかんとも ほげ
とかやります。
今までに世話になった項目としては、以下のようなものがあります。
php_flag magic_quotes_gpc Off
PHP側で、フォーム等から入力された引用符(ダブルクォーテーション「"」やシングルクォーテーション「'」)に対して、自動でバックスラッシュ「\」を頭につけてエスケープする処理が効いていた時に、その設定をオフにするために使いました。
php_flag output_buffering Off
php_value default_charset EUC-JP
php_value mbstring.language Japanese
php_flag mbstring.encoding_translation On
php_value mbstring.http_input auto
php_value mbstring.http_output EUC-JP
php_value mbstring.internal_encoding EUC-JP
php_value mbstring.substitute_character none
基本的に文字コードeucでPHPを動かすことが多かった頃、そのレンタルサーバーのデフォルトの文字コード設定がeucではなかったために、フォームから受け取った文字が化けまくった際に、この辺を指定したら直ったことがありました。
php_flag display_errors On
PHPのエラー表示機能がオフになっている設定のサーバーで、デバック時だけエラーを出したい、なんて時に頻繁に世話になります。
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