技術資料

さくらのレンタルサーバーにPEARをインストールする方法

2009.04.01

PHP

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PEAR とはPHP Extension and Application Repository の略で、PHP のライブラリが色々入っているパッケージ群です。

さくらのレンタルサーバーには、一応 PEAR は入ってるみたいですが、用意されているパッケージが少ないので、もともと用意されているライブラリ以外のものを使いたい場合は、自分のサーバー領域にローカルコピーをインストールする必要があります。

というわけで、さくらのレンタルサーバーに PEAR をインストールする手順のメモです。

1. SSH でサーバーにログインする

SSH でサーバーにログインします。

2. 設定ファイルの作成

以下のコマンドで、PEAR のローカル設定ファイルを作成。

pear config-create /home/user/pear .pearrc

「user」の部分はもちろん自分のユーザー名にすること。

3. .cshrc にパスを追加する

vi か何かで .cshrc を開き、「set path」の行に、以下を追加する。

~/pear/bin

4. PEAR のインストール

以下のコマンドで、ホームディレクトリに「pear」というディレクトリが作られ、パッケージが保存できるようになります。

pear install -o PEAR

5. 追加したいパッケージのインストール

続いて、自分が使いたいパッケージをインストールします。

例えば、Mail_Mime が使いたければ、

pear install Mail_Mime

とやればOK。

6. パッケージのリストを確認

以下のコマンドで、インストールされている PEAR パッケージのリストが確認できます。

pear list

これで、先ほどインストールしたパッケージ(前述の例では Mail_Mime)が一覧に表示されていれば、完了です。

7. 実際に PHP スクリプト内で PEAR を使うとき

普通なら、

require_once ("Mail/mimeDecode.php");

みたいな感じで、使用するパッケージを指定しますが、そのままだとパスが通っていないので、 include_path に「/home/user/pear/php」を追加するか(未確認)、以下のようにフルパスでパッケージを指定すればOKです。

require_once ("/home/user/pear/php/Mail/mimeDecode.php");

参考: Manual :: 共有ホストでの PEAR のローカルコピーのインストール

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