Movable Typeプラグイン入門:MT::Author で実現するロール付与の手法
作成日:2025.03.26
本記事では、Movable Type のプラグイン開発において、MT::Author オブジェクトを利用したユーザーへのロール付与手法を詳しく解説します。具体的なコード例とともに、ユーザー、ブログ、ロールの各オブジェクトの取得方法や、add_role メソッドを活用したロール付与処理の流れを紹介。実務に直結する実装ポイントを分かりやすく解説しています。
Novable Type のプラグインなどで、ユーザーにロールを付与する処理を行なう場合、 MT::Author
オブジェクトを利用します。
以下のような感じ。
my $app = shift;
my $user_id = 10; # ロールを付与するユーザーのID
my $blog_id = 20; # ロール付与対象のブログID
my $role_id = 30; # 付与するロールのID
my $author = MT::Author->load({ id => $user_id });
my $blog = MT->model('blog')->load( { id => $blog_id } );
my $role = MT->model('role')->load( { id => $role_id } );
$author->add_role($role , $blog);
$author->save
or die $author->errstr;
MT::Author->load({ id => $user_id })
- ユーザーIDで検索して、
Author
オブジェクトを返します。
id
の代わりにname
やemail
でも検索できます。 MT->model('blog')->load( { id => $blog_id } )
- ブログIDで検索して
Blog
オブジェクトを返します。 MT->model('role')->load( { id => $role_id } )
- ロールIDで検索して
Role
オブジェクトを返します。 add_role($role , $blog)
- ユーザーに、指定したブログへの、指定したロールを付与します。
save
Author
オブジェクトを保存します。

奈良市を拠点に、25年以上の経験を持つフリーランスWebエンジニア、阿部辰也です。
これまで、ECサイトのバックエンド開発や業務効率化システム、公共施設の予約システムなど、多彩なプロジェクトを手がけ、企業様や制作会社様のパートナーとして信頼を築いてまいりました。
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