SAML通信の確認に便利なChrome拡張機能の紹介
作成日:2025.01.28
SAML認証を行なうWebアプリケーションの開発では、IdPとSP間でやり取りされるデータを確認したい場面が多々あります。本記事では、そうした作業に役立つChrome拡張機能「SAML Message Decoder」と「SAML Chrome Panel」を紹介します。
SAML認証を行なうWebアプリケーションの開発などで、IdP(Identity Provider) と SP(Service Provider) 間の通信で、実際にどのようなSAMLのデータがやり取りされているか確認したい時に便利な Chrome拡張機能の紹介です。
※デバッグ作業時には、機密性の高い情報が含まれる場合がありますので、情報漏えいに注意しましょう。
SAML Message Decoder
配布ページ: SAML Message Decoder - Chrome ウェブストア
SAML Message Decoder をインストールすると、Chromeのアドレスバーの横にアイコンが表示されます。アイコンをクリックすると、以下のスクリーンショットのように、SAMLデータの確認ができます。
※ただし、最終更新日が2017年11月29日で、7年以上更新がない点や、プライバシーポリシーの設定がないなど、機能面以外であまり推奨できない面が多いです。
SAML Chrome Panel
配布ページ: SAML Chrome Panel - Chrome ウェブストア
SAML Chrome Panel をインストールすると、Chromeのデベロッパーツールで、SAMLデータの確認ができます。
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2025.01.26
ローカル環境でMicrosoft Entra IDと連携したSAML認証のシングルサインオンを実現するための手順を紹介します。SimpleSAMLphpを利用した設定方法や、Microsoft側の構成変更について詳しく解説しています。