OGP画像作成を効率化:PHPを使った自動生成方法を解説
作成日:2024.11.21
SNSシェアに欠かせないOGP画像、毎回手作業で作成するのは手間がかかりますよね。本記事では、PHPを使って記事タイトルを含むOGP画像を自動生成する方法を解説します。テンプレート画像を活用した簡単な手順をぜひお試しください。
SNSでシェアされた時などに表示されるOGP画像、ブログ記事などを投稿する時に毎回その記事用に作成するのもなかなか面倒ですね。
ということで、PHPでOGP画像を自動生成する手順を解説していこうと思います。
テンプレート画像の用意
まず前提として、自動生成するのは以下のようなタイトルのみのシンプルなものを想定しています。
ひとまず、全画像で共通のテンプレートとなる画像を用意しましょう。上記の例だと、赤い背景に右下にサイト名があるだけの画像になります。

こんな感じ。
この画像の上に、記事のタイトルを自動で出力することになります。
フォントファイルの用意
出力するテキストに使用するフォントのTTFファイルを用意します。
今回は、Google Fontsで公開されているNotoSansJPを使用します。
「Get font」から「Download All」でTTFファイルがダウンロードできます。
画像生成用のPHPコード
$articleTitle = 'PHPによるCSRF対策入門:トークン生成から認証までの流れを解説'; // 記事タイトル
$baseImage = '/path/to/image/ogp_template.png'; // ベーステンプレート画像のパス
$font = "/path/to/font/NotoSansCJKjp-Black.ttf"; // フォントファイルへのパス
// ベーステンプレートから画像を作成
$ogpImage = imagecreatefrompng($baseImage);
// テキストの色を指定 0,0,0で黒 255,255,255で白
$textColor = imagecolorallocate($ogpImage, 255, 255, 255);
// タイトルの長さに合わせてフォントサイズを指定
$titleLength = mb_strlen($articleTitle);
if($titleLength < 20){
$fontSize = 85;
}elseif($titleLength < 25){
$fontSize = 75;
}elseif($titleLength < 30){
$fontSize = 70;
}elseif($titleLength < 40){
$fontSize = 65;
}elseif($titleLength < 50){
$fontSize = 60;
}else{
$fontSize = 50;
}
// テキストが横幅にいっぱいになったら改行を挿入する処理
$breakPoint = 1175; // 横幅が何px以上で改行を入れるか指定
$displayText = '';
$char = preg_split('//u', $articleTitle, -1, PREG_SPLIT_NO_EMPTY);
foreach ($char as $c){
// 一文字ずつ後ろに文字を足してみて横幅チェック
$tmpstr = $displayText.$c;
$boundingBox = imagettfbbox($fontSize, 0, $font, $tmpstr);
// 指定の横幅を越えていたら改行
if (($boundingBox[2] > $breakPoint) && ($displayText != '')) {
$displayText .= "\n";
}
$displayText .= $c;
}
// タイトル出力 20,150のところは描画開始位置(x,y) テンプレートに合わせて調整
imagettftext($ogpImage, $fontSize, 0, 20, 150, $textColor, $font, $displayText);
// 画像出力
header('Content-Type: image/png');
imagepng($ogpImage);
imagedestroy($ogpImage);
フォントサイズや、改行位置、描画開始位置などはテンプレート画像によって異なると思うので、調整してみてください。
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