WebからファイルをダウンロードさせるPHP・Perlスクリプトの書き方
2007.10.11
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perlやPHPを使って、ユーザーにWebブラウザから何らかのファイルをダウンロードしてもらうスクリプトというのは、作る機会も結構多いかと思います。
しかし、ダウンロードしてもらうファイルがjpegやpng、gif等の画像ファイルだったり、PDFやワード・エクセル等のファイルだったり、音声や動画ファイルだったり等、ブラウザでそのまま閲覧できるファイルだった場合、ローカルにダウンロードするダイアログが出ずに、そのままブラウザに表示されてしまうことがよくあります。
そういう場合、「『右クリック⇒対象をファイルに保存』でローカルに保存できます」なんて注意書きをつけて、そのCGIやPHPスクリプトにリンクを張ることも多いかもしれませんね。
この現象は、CGIやPHPからブラウザに送信するHTTPヘッダを少し変えることで、避けることが可能です。
(ただし、ブラウザによっては駄目かも……)
具体的には、以下のようなHTTPヘッダを送信します。
Content-Disposition: attachment; filename="sample.jpg"
「sample.jpg」の部分には、ファイルのダウンロードダイアログにデフォルトで表示される、保存先ファイル名を指定します。
これを踏まえて、perlである特定のjpeg画像を、ダウンロード確認ダイアログを表示させてダウンロードさせる場合は、以下のようになります。
#-- ダウンロードさせる元ファイル
$source = '/home/tatsuya/data/img/00001.jpg';
#-- 保存時のファイル名(デフォルト)
$filename = 'uetoaya.jpg';
#-- HTTPヘッダ送信
print qq|Content-type: image/jpeg\n|;
print qq|Content-Disposition: attachment; filename="$filename"\n|;
print qq|\n|;
#-- ファイルを読み込んで出力
open(FILE,"$source");
while(){print;}
close(FILE);
PHPの場合は、以下のような感じ。
// ダウンロードさせる元ファイル
$source = '/home/tatsuya/data/img/00002.jpg';
// 保存時のファイル名(デフォルト)
$filename = 'aibusaki.jpg';
// HTTPヘッダ送信
header("Content-type: image/jpeg");
header("Content-Disposition: attachment; filename=\"{$filename}\"");
// ファイルを読み込んで出力
readfile($source);
何らかのWebアプリケーションのバックアップデータなんかをダウンロードする場合とかは、保存時のファイル名を「ダウンロード時の日付.txt」みたいな感じにするようにしとくと便利かもですね。
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