MySQLのLIMIT句を使いこなす:SELECT, UPDATE, DELETEの件数制限方法
作成日:2010.11.18
MySQLのLIMIT句を使って、データベース操作時に処理する件数を制限する方法を解説します。SELECT文、UPDATE文、DELETE文それぞれでの使用方法や、件数指定の際の注意点など。
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MySQL で、指定した件数のみ何らかの処理を行いたいときは、LIMIT句を利用します。
SELECT文の場合
ORDER BY句の次に LIMIT句を書いて、件数指定します。
ORDER BY句は使用しなくても構いませんが、使用しないと当然意図した順番通りに抽出することができません。
最初の50件のみを SELECT文で抽出したい場合は、
select * from table_name order by user_id limit 50;
と書けば、user_id の昇順で、50件のみ抽出されます。
また、50件目以降のデータを100件抽出したい、というような場合は、
select * from table_name order by user_id limit 50, 100;
と書くことで、実現できます。
UPDATE文・DELETE文の場合
SELECT文と同様に、ORDER BY句の次に LIMIT句を書いて、件数指定します。
こちらも同様に、ORDER BY句は使用しなくてもいいですが、意図した順番通りの処理ができないので結果は SELECT文以上に致命的ですw
update table_name set user_flag = 1 order by user_entry_date limit 50;
delete from table_name order by user_entry_date limit 50;
上記のように書くと、例えば user_entry_date が古いデータから順に50件に、user_flag を立てる、データを消す、というような処理を行なえます。
なお、UPDATE文や DELETE文では、残念ながら、SELECT文のように「limit 50,100」というような指定はできないようです。
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