Movable Typeでカスタムフィールド画像を直接表示する方法—サムネイル画像とリンク処理の使い方
作成日:2011.04.27
Movable Typeのカスタムフィールドで画像を設定した場合、通常は画像へのリンクが表示されてしまいます。この記事では、テンプレートタグを使用して画像を直接表示する方法を紹介します。サムネイル画像を表示する方法や、サイズを変更するためのモディファイアの使い方を具体的なコードと共に解説します。また、リンクを解除して画像だけを表示する方法も説明しています。
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Movable Type のカスタムフィールド機能で、フィールドの種類を「画像」にした場合、テンプレート内で、自分でカスタムフィールドに設定したテンプレートタグを書いても、そのまま画像は表示されず、その画像へのリンクが出力されてしまいます。
画像へのリンクではなく、直接画像を表示したい場合は、以下のように指定します。
※以下、カスタムフィールドに指定したテンプレートタグが <MTEntryImage> という仮定での記述です。
<MTEntryImageAsset>
<$MTAssetThumbnailLink$>
</MTEntryImageAsset>
上記のように、「設定したテンプレートタグ+Asset」というタグ内で「MTAssetThumbnailLink」を使用することで、カスタムフィールド画像のサムネイルが出力され、さらにアップロードした画像そのものにリンクします。
サムネイル画像のサイズを変更したい場合は、以下のモディファイアを使用します。
<!-- サムネイル画像の最大横幅を100pxに指定 -->
<$MTAssetThumbnailLink width="100"$>
<!-- サムネイル画像の最大縦幅を100pxに指定 -->
<$MTAssetThumbnailLink height="100"$>
<!-- サムネイル画像を実際の画像の50%の大きさに指定 -->
<$MTAssetThumbnailLink scale="50"$>
なお、前述の通り MTAssetThumbnailLink では、「サムネイル画像の出力」と「元画像へのリンク」の二つを自動的にやってしまいます。
画像の出力だけがしたい(元画像へのリンクは要らない)という場合は、MTAssetThumbnailURL というテンプレートタグを使用できます。
こちらは、サムネイル画像のURLのみを出力するためのテンプレートタグです。
<MTEntryImageAsset>
<img src="<$MTAssetThumbnailURL$>" />
</MTEntryImageAsset>
このように書けば、サムネイル画像だけを出力できます。
ちなみに、MTAssetThumbnailURL タグにも、width、height、scale のモディファイアが使用可能なので、サムネイル画像のサイズ調整も行なえます。
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