だまし絵展を見に、兵庫県立美術館に行ってきました
先日、だまし絵展を見に、兵庫・灘の兵庫県立美術館まで行ってきました。
結構頻繁に広告を見かけていたので、混んでるのかなー、とは思ってましたが、想像以上の混雑っぷりに驚きました。
前売りのチケットを持たずに行ったら、チケット購入の列で何十分と待たされる勢い。
事前に書店で前売りチケットを買ってから行ったので、待たずにすぐに入れましたが、中に入っても延々行列が続いていました。
※前売りチケット取扱店はこちら。
僕自身も普段美術館にはあんまり行かないのでわかりませんが、美術館がこんだけ混雑するって、なかなかないんじゃないでしょうか?
僕みたいに普段美術館に行かない人も興味を持って、みんなが行ったってことなんでしょうね。
有名なエッシャーの絵なんかは僕も知ってましたけど、色んなタイプのだまし絵があって、非常に面白い展示でした。
主な展示作品は、兵庫県立美術館の作品紹介にも載ってますが、ここに載っている以外にも、思わず感心してしまう凄い技法を使った作品がたくさんあって、長い行列が長時間かけてゆっくりゆっくり進んでいくペースでも、楽しんで観ることができました。
特に、「アナモルフォーズ」と呼ばれる技法を使った『ルーベンスの《十字架昇架》の場面のあるアナモルフォーズ』っていう作品が凄かった。
一見すると「わけのわからない歪な何か」としか言いようのない絵なんですが、その絵の中心に、円筒形の鏡を置くと、その円筒鏡にはちゃんとした絵が映る、という仕掛けです。
円筒形なので当然360°どの方向から見ても、ちゃんと綺麗な絵が映ります。あれは凄かった。
あと、「トロンプルイユ」という、一見背景の一部なのか、絵画なのか判別がつかないような感じの絵が沢山ありました。
この手の技法で絵を描く時は、とりあえずガラスやレンズが絵画上に描かれているケースや、めくれかけた紙や布が描かれているケースが多くて、うまく立体感を表現しているなぁ、と感心しました。
ただ、あまりにも沢山のトロンプルイユの絵があったので、だんだん慣れてきて、新鮮な驚きがなくなってしまったのは残念(笑)。
あと、やっぱり有名なエッシャーの絵の前は凄い人だかりでしたね。
僕もエッシャーの絵は好きでしたが、生でじっくり観ることができて、改めて凄い絵だなぁと実感。
それと、メタ視点というか、絵画の中の人物が、額から出ようとしているような絵とかも観てて楽しかったですね。
最後の方では、20世紀以降の最近のだまし絵が展示されていましたが、中でも『水の都』っていう立体の作品が凄かった。
見事に目の錯覚を利用して、どの角度から観ても、作品の中で立体的に別の風景が映るように設計されている、不思議な作品でした。
しばらく観た後、ちょっと頭がクラクラしましたが(笑)。
とにかく大量にユニークなだまし絵が展示されているので、普段絵画なんて全然興味ないような人でも、単純に楽しめる展示になっています。
凄い人気なのも納得です。超お勧め。
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